
公開日:2021年01月29日
公開日:2020年12月04日
デキる現場監督は段取りを非常に重要視しています。それはなぜなのか、そしてそのコツは?今回は、多くの現場監督と施工管理について一緒に考えてきた弊社が、デキる現場監督になるために段取りが重要なその理由と段取りのコツを解説いたします。
現場監督にとって段取りは非常に重要なものです。その理由を4つ見ていきましょう。
これは現場監督の仕事に限りませんが、仕事の段取りが悪いと、現場の関係者に迷惑がかかります。特に現場監督の場合は、現場をまとめる立場の人として影響力が大きいため、迷惑をかけてしまう職人さんは広範囲に渡ります。職人さん達に迷惑をかけないためにも、段取りは非常に重要です。
工程表通りに進めば理想ですが、現場の作業工程は天気一つでも左右されてしまうもの。しかし、そうした変更があった際の段取りが悪いと、そのあとに続く職人さんや工程全体に影響がでてしまい工期の延長などにもなりかねません。そういった事態を避け、職人さん達にスムーズに仕事をしてもらうためにも、現場監督にとって段取りは非常に大事なものです。
特にコスト削減に気を遣わなければならない昨今、段取りが悪いと、職人さん達の時間当たりの効率が落ちるため、本来払わなくてよい残業代などを支払う必要性も出て来ます。コスト削減の観点からも、現場監督にとって段取りは非常に大切です。
段取りがよい場合と比較して、段取りが悪い場合は、自ずと現場監督自身も働かなければならない時間が長くなります。現場監督はただでさえ対応しなくてはならない業務が多い上に、段取り不足がゆえに増えてしまう業務があるからです。不要な業務から解放されて本来の業務に集中できる環境つくり自分の生活の質を高めるためにも、現場監督にとって段取りは重要です。
ここでは、段取りを上手く行うコツを6つ見ていきましょう。
最終的にどうなったら工事が完成なのかというイメージをしっかり持つのはもちろんですが、個々の職人さんに頼んでいる工事が一体何のための工事なのか、しっかりと現場監督自身が理解しておく必要があります。
余りに時間の余裕がある計画はよくないものの、全く時間の余裕がない計画では少しトラブルが起こるだけで計画全体が根本的に狂ってしまいます。そのため、ある程度の時間的余裕を持たせた計画を練りましょう。また、時間が余った場合は職人さんや工程の見直しが必要になる点も想定しておきましょう。
どうなったら工事が完成かをしっかりとイメージ出来たら、それに対してこれから必要な工事を全部リストアップしてメモしておきましょう。いわゆる「見える化」は、段取りの非常に大事なコツです。
誰にいつ頼むべき工事なのかという観点から、リストアップした工事を分類しましょう。
ある工事の後でないとできない工事や、ある程度いつ行ってもよい工事、など何をどの段階で行うのか、優先順位をしっかりとつけておきましょう。複数の工事を同時に行われる場合は、どの工事が今一番重要な工事なのか、頭の中をしっかりと整理しておきましょう。
今回の工事について、自分が行った段取りがどの程度のものだったかを振り返り、よかった点と悪かった点をリストアップしましょう。よかった点は次回以降も発揮できるようにして、悪かった点については改善策を練り、次に活かしましょう。
ここまで、現場監督にとっての段取りの重要性と段取りのコツ6つを見てきました。改めて段取りについて見直すことができたという方もいるかもしれません。
これらの段取りをさらにバックアップしてくれるのが、施工管理アプリ「ダンドリワーク」です。建設に関わる資料をアプリ上で一元化でき、インターネットを利用すればいつでもどこでもアクセスができます。現場ごとの紙の資料を持ち歩く必要もなく、職人さんごとに電話・FAXなど個別の連絡手段を用いなければならない無駄も省けます。
こうしたアプリの活用で、さらにデキる現場監督になりましょう。